標本情報とスミルノフの棄却検定 INFO

例題:ある集団50 名のコリンエステラーゼ値(ΔpH)について,
1)平均値や標準偏差など,記述統計量を求めなさい。
2)スミルノフの棄却検定により極異常値の有無を調べなさい。

比較検証試験

SPSSの歪度・尖度以外は、SPSS・EZRの結果と一致。
1)StatMateの歪度・尖度検定は、標本データから母集団全体の歪度・尖度を計算して行われます。
Excelでは、数式SKEW()から簡単に歪度が簡単に計算できますが、標本そのものの歪度です。ExcelにはSKEW.P()という関数があり、これは母集団全体の歪度を計算します。
またExcelでは、数式KURT()から簡単に尖度が計算できますが、過剰尖度を計算します。正規分布の尖度が3ですので、Excel尖度=標本尖度-3、になります。
SPSSの歪度・尖度は、Excelの数式SKEW()とKURT()と同じ値です。
2)StatMateのスミルノフの棄却検定(Grubbs-Smirnov検定)で最大値の異常性(P<0.05)が指摘、SPSSでもExtremesとして「>=1.64」、EZRでも最大値「1.64」が外れ値と同定されています。

SPSS・EZRの結果

1)サンプル 1群のみ

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2)サンプル 多群

StatMateは、「INFO」のワークシートMULTI、図は「HISTM」を使用

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